多くの企業で「働き方改革」への関心が高まっている。ダイヤモンド・オンラインでは、ビジネスチャットで「働き方改革」を支援するChatWorkと共同で経営者へのアンケート調査を実施※。そこから浮かんできた課題を同社働き方エバンジェリストの河野智英子氏が分析した。これに船井総合研究所の成功事例を加え、一つのリポートにまとめた。以下にその概要を紹介する。
※2017年4月10日・14日、「ダイヤモンド・オンライン」メールマガジン登録者のうち「経営者・役員」にメールで「『働き方改革』と『ITによるビジネスコミュニケーション』」に関するアンケートを実施。114人から回答を得た。
「働き方改革」は重要課題
どうやって始めるか
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アンケートでは、経営者が「働き方改革」を重要な経営課題に位置付け、すでに実践をしているケースも多い反面、具体的なアクションの起こし方や、何を変えるかにとまどっているという回答も見られ、企業によって取り組みに差があることが分かった。
これについて、ChatWorkの働き方エバンジェリスト・河野智英子氏は、「何をしてよいかわからない」という傾向は、実際に多くの企業で見られると述べ、「多くは、“改革”という言葉にこだわるあまり、着手に踏み切れていないことが原因」と指摘する。
また、「働き方改革」で目指すのは、「社員1人あたりの生産性向上」「業務プロセスの合理化」「社員満足の向上」「ワークライフバランス」の実現という回答が多くを占めた。その実践手段としてITによるコミュニケーションの改善を考える際、現状のIT活用の何が問題なのか、本リポートでは、それを補うための「ビジネスチャット」の有効性についても河野氏が解説する。
リポートの後半では、「ビジネスチャット」を活用した「働き方改革」成功事例として、国内独立系コンサルティングファーム大手の船井総合研究所のケースを紹介。社内や顧客とのコミュニケーションを改善し、業績向上と自身の育児を両立させた同総合研究所のチーフ経営コンサルタント・神徳あや氏へのインタビューを実施した。
「働き方改革」実践のため、以下より詳細を参照していただきたい。