●第三の敵:「年功序列勘違い人間」

 「君さぁ、何年入社?」
「今年で何歳になるの?」
「俺さ、この部署に5年いるんだよね」

 こういう時間的情報を持ち出して自分を大きく見せようとする人、周りにいませんか?

 日本の企業や組織では、今でも年功序列のカルチャーが極めて強く残っています。そして、一年でも先輩だったり年上だったりすると、無条件で「威張ってもよい」というスイッチが入る人種が一定数存在します。このカルチャーは最も日本の国際競争力を阻害している要因の一つであると思っています。

 威張るだけならかわいいものですが、さらにそこから発展して、

 「俺の言うとおりにすればいい」
「なんで私のアドバイスを聞かないの?」
「とにかく私がOKしたことしかやっちゃダメ」

 という華麗なマウンティングを披露した結果、仕事そのものが大失敗した、という事故も世の中では頻発しています(私も経験者)。

 一年早く入社したからといって、圧倒的に能力が上かといえば、必ずしもそうではないことは皆さんすぐに理解できるのではないかと思います。もちろん、新卒でビジネス経験が全くの白紙状態ならまだありえなくはないですが、数年経ったらそれはその人の能力と与えられた職責の相乗効果で決まってくるものです。

 それにもかかわらず、「自分の方が先輩だから」という理由だけで威張り散らす人種が存在します。これは、間違いなく「働き方改革の敵」そのものです。

 もちろん目上の人を尊敬するのは悪いことではありません。とはいえ、グローバル仕事人の感覚からすれば、仕事をしているときに最も重要なのは「能力」であり「結果」です。

 それを脇に追いやって「自分の方が先輩だから」「自分は役職がついてるから」という理由で威張ろうとする人が周りにいたら、アドバイスは一つです。

 「無視する」。それだけです。

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働き方改革の「生産性を上げる」以外の目的とは


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