キャリアの悩みGW明けの今頃は、ちょうど「今の仕事を続けていいのか…」など気持ちがモヤモヤしやすい季節です(写真はイメージです) Photo:PIXTA

 皆さんこんにちは、澤です。

 長い連休が明けてから、仕事モードへ完全復帰するのに苦労している方も多いのではないでしょうか。五月病という言葉があるくらい、この時期は自分のキャリアに疑問を持ったり、仕事に迷いが出たりして、転職も意識してしまうものです。

 そこで今回は、キャリアについて迷いが出た時に、どんな行動を取れば迷いを断ち切れるのか、私なりのアイデアを2つ紹介したいと思います。

童話『3人のレンガ職人』に学ぶ
「目的意識」がもたらす効果

 1つ目の行動は「半径5メートル以内の人たちをハッピーにしようとする」、2つ目は「人前で話す機会を作ってみる」です。

 イソップ童話の『3人のレンガ職人』の話はご存じの方も多いでしょう。簡単に紹介すると、以下のような内容です。

 ある旅人が道中で出会った3人のレンガ職人に「何をしているのですか」と話しかけました。

 1人目は、「親方から言われてレンガを積んでいる」と答えて、やる気なさそうにレンガを積んでいました。

 2人目は、「生活費を稼ぐためにレンガを積んでいるんだよ」と答えて、懸命にレンガを積んでいました。

 3人目は、「将来たくさんの人が訪れる立派な大聖堂を建てているんだよ」とうれしそうな表情で答えて、生き生きとレンガを積んでいました。

 この童話は、ビジネスパーソンの仕事に対する考え方の例としてよく引用されています。同じ仕事でも目的意識によってモチベーションが大きく変わってくることが、この物語からよく伝わってきます。目的意識、つまり誰かのために働くことは、ビジネスパーソンが仕事を続ける上で非常に大切です。