「透析療法が必要になったすべての方に腹膜透析をお勧めできるわけではありませんが、仕事や趣味を続けたい、自分らしい生活を送りたいという患者様は特に、専門医と相談の上最も適した治療法を選択していただきたいと思います」(土本氏)
しかし、日本における腹膜透析の普及率はまだ低く、医療関係者を含めて、腹膜透析に対する認知と理解がまだまだ不足しているのが現状だ。
被災地域の患者の命をつなぐ
バクスター社員のチャレンジ
バクスターは医療機関、医薬品特約店、宅配企業と協力して腹膜透析を受けている患者宅に透析液バッグを定期的に配送する仕組みを構築している。
「東日本大震災で被災した地域の腹膜透析の患者様には、震災後直ちに当社の社員が一人ひとり安否確認および腹膜透析液の在庫の確認などを行いました。ライフラインの停止、道路の寸断、ガソリン不足など状況は過酷でしたが、患者様の命をつなぐため、ご自宅や避難先に薬剤を届けるあらゆる努力をしました」(土本氏)
こうした取り組みにより、震災直後も腹膜透析の患者は現地で治療を継続することができ、医療関係者間においても腹膜透析は災害に強いと再認識されたようだ。
バクスターは今後も腹膜透析の認知と理解をさらに広め、腎不全患者のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献していく方針だ。
バクスター株式会社
腎不全、血友病、輸液、麻酔、疼痛管理の領域に特化した世界的なヘルスケアカンパニー・米バクスターインターナショナルインクの日本法人。医薬品、医療機器、バイオサイエンステクノロジーを中心とした医療サービスを提供する。
腹膜透析についての詳しい情報はこちらから
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