携帯ストラップの個人ショップからスタートして、今や年商28億に成長したストラップヤ。ネットショップ運営の“肝”といえる煩雑な管理の一元化を成し遂げた自社開発システムについて、開発者の鈴木淳也氏に聞いた。

複数店舗の管理の
煩雑さを解消するために

 ストラップヤは、代表取締役の樋口敦士氏がアクセサリーや携帯ストラップを商材に、メールで受注して発送するという個人事業主のネットショップからスタート。14年を経た現在は、業界で最大級の品揃えを誇り、年商28億円の企業に成長した。その成功に大きく貢献したのが自社で開発した、複数ネットショップ一元管理システム「ネクストエンジン」だ。

株式会社StrapyaNext
鈴木淳也 執行役員

 この画期的なシステムについて、開発の意図と、導入によってもたらされる効果について開発者の鈴木淳也氏がは次のように述べる。

  「楽天市場に出店したのが2000年です。楽天の成長とともに業績を伸ばし、Yahoo!ショッピング、ビッダーズ、自社サイト、アマゾンなどのショッピングモールに次々と出店を進めてきました。店舗と商品数が増え、売り上げが伸びてくると、各店舗の管理画面にその都度ログインして在庫管理したり、新商品を登録したり、受注に応じたりする時間と手間が増えていきます。

  当然、それは人件費にかかってきます。なので、たとえば、別々のショップで100件の注文があったときに、人が目を通して処理するのではなく、自動的にシステムがチェックして、そのまま出荷できるものと、人が判断する必要があるものを振り分けたかった。

  注文、在庫、入金などの不具合の処理なども自動化したい。作業効率を上げて、なおかつ、お客様の満足度を上げたかったのです。ところが、別々に管理できるシステムは他社製品にあったのですが、一元管理できるものがありませんでした」

  そこで開発されたのが、複数ショップの情報について、受注、入金、発注、在庫、出荷はもちろん、売り上げ動向の分析も一元管理できるASP/SaaSシステム「ネクストエンジン」だった。

戦略的仕事に
人件費をかけることができる

  「もともと自社のために開発したシステムでしたが、他社でもニーズがあると見込んで2008年5月から販売し始めました。現在、約700社にご利用いただいています。受注機能だけ、在庫機能だけというように、一部を使うだけでも大幅な作業フローの効率化と改善が期待できます。効率が悪いまま成長してしまうと人件費がかさむ一方なので」ネクストエンジンの導入によって期待されるのは、人件費削減というよりは、むしろ本当に必要な仕事に人件費をかけることにあるという。

  「導入以前は、受注の業務や出荷が増えると、そこをやっているスタッフの負担が大きくなり不満が出ていました。このシステムを導入することで煩雑な作業から手離れできたので、弊社の場合は、人件費を減らすというよりは、商品企画、制作、宣伝に人材を投入できた。つまり、ぜいたくな人員配置ができるようなったのです。楽天、Yahoo!、ビッダーズそれぞれに店長を据えることができたので、ショッピングモールの特色に合った戦略が立てられるようになった。会社が一致団結して、進むべき方向性が見えてきたことがいちばんのメリットだったと思います」

株式会社StrapyaNext
TEL 0465-22-8054/Email info@next-engine.jp /URL http://www.next-engine.net/

Information
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[PR] EC支援専門誌「ECのミカタ通信」2011年8月31日発行号より転載