AIが店舗スタッフの
やる気を引き出す!?

夏目 いまさらですが、岡田さんのABEJAってどんな会社なんですか?

岡田 AIを企業活動に導入するお手伝いをしています。小売流通向けの「ABEJA Platform for Retail」は、来店者数、年齢性別、回遊行動、店の前の通行量などのデータを取得し定量的に分析、入店率、滞在時間、棚前の立ち寄り率などのデータを算出し提示します。

夏目 もしここだけ最初に聞いていたら、多分、意味がわかんなかったと思います(笑)。具体的にはどんなことが起こるんですか?

岡田 デパートの中のアパレルのテナントを想像してください。ここにカメラを設置し、様々なデータを取得します。すると「店の前の通行量はほぼ一定」、しかし「今週は入店率が5.65%も上がった」などということがわかります。そして「今週は春物第一弾を店前の平台に展開していた」なら、すなわち「今回の新商品の引きが強かったことがわかった」となります。

 また、「来店人数をスタッフが手動で記録していたが、カメラを導入したら実際はもっと多くのお客様がいらしていたことがわかった」という企業もあります。ここは「お客様は若い男性が多く、この方たちはヒートマップ上、確かに若い男性向け商品の前に滞在する時間が長かった」。しかし、この店舗はスペースの多くをシニア向け商品に割いていました。そこで、商品構成を変更したところ、売上が急伸したといった進化を遂げました。しかも、これらのデータは社員や店員全員に共有されるため、店舗のスタッフが自主的に工夫をすることが可能になります。

夏目 すごっ!どうやったら売上を伸ばせるのか、AIが教えてくれるから、店舗のスタッフも張り合いがありますよね。

岡田 話し始めたらキリがありませんよ(笑)。さらには、工場などの生産の現場も、ディープラーニングの登場によって大きく変わります。

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