的確な販促方法の提案で
店舗の価値創造を手伝う
このプロダクトの特徴もやはり「シンプル」であることだ。
通常、店舗のホームページにSEO対策がされていないと存在価値が低下してしまうが、ITスキルが低い顧客でも、簡単に検索順位を上げるシステムが構築されている。
例えばマーケットニーズに即して、ブログを書くときのキーワードを具体的に抽出、それを伝え実行してもらうことで、検索エンジンの高評価に直結するなどの工夫がされている。
「せっかく良いホームページを作っていても、生かし切れてないケースが多い。新規の集客だけではなく、既存の顧客管理を含め、業種に合わせた的確な販促方法を提案することで、店舗経営の価値創造をお手伝いするのが当社の役割だと考えています」と廣瀨社長。
参集した社員たちはお互いの発表に熱心に聞き入る。年間の優秀社員も表彰
同社ではシステムを自社開発するので、営業会社でありながらメーカーであるという特徴を持つ。現場からの声をフィードバックして迅速に商品化できる強みを持つのだ。最新の商材は、GPS機能を利用して地域内にいる会員へのプッシュ通知が可能な店舗別のアプリ。即効性の高い情報配信であり、業界初のプロダクトでもある。
自分の言葉と行動に
責任を持つ「大家族主義」
もう一つ、同社の成長を支えているのは、「大家族主義」という企業理念だ。苦楽を共にして同じ釜の飯を食すという意味だが、単なる表面上の“仲良し集団”ではない。
写真上は社員の家族も参加してのバーベキュー。下は一体感を醸成する運動会でのひとコマ
「家族の中では、親は時に子を叱り、あえて嫌われ役となり、子のために自らを犠牲にします。会社もそれと同じで、上司は部下の成長のために、時には叱り、嫌われ役になり、犠牲にもなる。さらにそれぞれの社員には家族がいて、会社はその子どもの人生にまで責任があると考えています。つまり上司は自分の言葉や行動に責任を持たなければならない。その覚悟を含めて“大家族主義”という理念を大切にしているのです」
入社前には合宿研修があり、会社とのミスマッチがないかを判断する。同社の成長過程では、教育が未熟だったため、人材を育てられなかった歴史もあると廣瀨社長は潔く認める。だがその反省を乗り越えたが故に、現在の有効な営業戦略が築かれたのだ。
スマートフォンの普及によって市場規模は拡大しているが、その機能の大部分はまだ使われてないと語る廣瀨社長。活躍できるフィールドは、モバイルマーケティングの新たな地平。さらなる事業拡大に向け、同社は新たな“家族”を希求している。
問い合わせ先
株式会社エス・ケイ通信
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