視点の異なる情報を
収集し分析して、
重要な点を見出す

「たとえば各誌で同じテーマのレッスン記事が掲載されていても、切り口が違うのですね。ただ、表現が違えども同じポイントについて言及している箇所が見出せます。それこそが物事の原理原則ではないかと、そのポイントを重点的に練習するわけです」
視点の異なる情報を多く収集し分析して、重要な点を見出す。ゴルフの練習における林社長独自のスタイルは、もちろんビジネスにも通じている。金融業のプロミスから異業種へと転身した林社長は、自身の成功要因を「車とまったく関係のない業界にいたからこそ消費者の方がたと同じ目線で既存のサービスを見直すことができたため」と語る。
業界内の偏った見方にとらわれず多角的な視点で考え、インターネットの有効活用など新たな戦術を展開。車の板金修理に対する顧客満足度をより高めている。
フィッティングのおかげで、
飛距離が30ヤードも伸びた

また、ゴルフでは雑誌の情報分析だけでなく自分に合っているかを実践してみることが大事、とも。
「体が柔らかくなるお風呂に雑誌を持ち込んで、読みながら書いてある通りに体を動かしてみます。動きに無理がないか確認するためです。プロの体を基 準に書いてある記事もあるので、自分の体力的に難しいものはやめます。そのせいで、ゴルフ雑誌はふやけて波打っている状態のものも(笑)」
自分に合う、という点ではスウィングに限らずギアについても、その重要性を痛感したとか。最近凝っているフィッティングのおかげで、何と飛距離が30ヤードも伸びたという。「年甲斐もなく、まだまだ飛距離にこだわっています」と語る林社長。ゴルフもビジネスもさらなる“飛び”が期待できそうだ。