2021年11月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄&株主優待内容を徹底調査!

11月の株主優待は約35銘柄と少なめだが、株主優待利回りが9%超のヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)や、配当+株主優待利回りが5%を超えるタマホーム(1419)など、高利回りの注目銘柄が複数ある。また、アヲハタ(2830)や串カツ田中ホールディングス(3547)といった定番銘柄も見逃せない。さらに、今回から株主優待内容を変更したトーセイ(8923)や、実質拡充したE・Jホールディングス(2153)など、最新の話題も豊富だ。少数精鋭の中から、目当ての株主優待銘柄をしっかり絞り込もう!
利回り9%超のヴィレッジヴァンガード、定番の串カツ田中HD、
アヲハタなど株主優待券&自社商品、カタログギフトの8銘柄!
まずは、自社店舗などでの買い物やホテル宿泊、飲食などをお得に楽しめる株主優待券がもらえる銘柄と、自社商品詰め合わせがもらえる銘柄を合計8銘柄紹介していこう。
| ■自社優待券や自社商品・カタログギフトの定番8銘柄! | ||||
| 最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769) 【確定月】11月 | ||||
| 10万9500円 | 9.13% | 9.13% | ー | |
| 【株主優待内容】100株以上で1000円分の株主優待券を10枚 | ||||
| 【備考】ヴィレッジヴァンガードなど自社グループ各店舗で、税込2000円ごとの購入で1枚利用可。長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で1枚、2年以上で2枚を追加 | ||||
| ◆トーセイ(8923) 【確定月】11月 | ||||
| 11万5800円 | 5.87% | 2.59% | 3.28% | |
| 【株主優待内容】100株以上で、自社グループホテルの宿泊割引券3000円分 | ||||
| 【備考】今回から株主優待内容を変更。利用可能なホテルは全7施設。長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で割引券に加えてQUOカード1000円分、2年以上で2000円分、5年以上で3000円分 | ||||
| ◆大光(3160) 【確定月】11月/5月 | ||||
| 7万700円 | 4.10% | 2.83% | 1.27% | |
| 【株主優待内容】①QUOカード②アミカ商品券のいずれかを100株で①500円分②1000円分、500株で①1000円分②2000円分、1000株で①2000円分②4000円分、2000株以上で①3000円分②6000円分 | ||||
| 【備考】QUOカードをアミカ店頭に持参することで商品券に交換可能。株主優待利回りはアミカ商品券で計算 | ||||
| ◆サーラコーポレーション(2734) 【確定月】11月 | ||||
| 31万円 | 3.87% | 0.32% | 3.55% | |
| 【株主優待内容】500株で1000円分、5000株で5000円分、1万株以上で1万円分の株主優待券 | ||||
| 【備考】自社グループのサービス(ホテル、飲食店、ガソリンスタンドなど)、またはカタログギフトに利用可 | ||||
| ◆銚子丸(3075) 【確定月】11月15日/5月15日 | ||||
| 11万6900円 | 1.37% | 0.86% | 0.51% | |
| 【株主優待内容】100株で500円分、500株で2500円分、1000株以上で5000円分の株主優待券 | ||||
| 【備考】すし銚子丸、江戸前すし百萬石など自社店舗各店で利用可。500株以上は自社特選品との引き換えも可能 | ||||
| ◆アヲハタ(2830) 【確定月】11月 | ||||
| 25万8000円 | 1.17% | 0.39% | 0.78% | |
| 【株主優待内容】100株で1000円相当、1000株以上で3000円相当の自社商品詰め合わせ | ||||
| 【備考】前回の100株保有時の優待内容は、瓶入りジャム2品、パン用スプレッド2品、パスタソースの合計5品 | ||||
| ◆串カツ田中ホールディングス(3547) 【確定月】11月 | ||||
| 22万6800円 | 0.88% | 0.88% | ー | |
| 【株主優待内容】1000円分の食事優待券を、100株で2枚、300株で4枚、600株で6枚、900株以上で8枚 | ||||
| 【備考】串カツ田中各店(東京ドーム店を除く)で利用可 | ||||
| ◆サムティ(3244) 【確定月】11月 | ||||
| 47万8000円 | ー | ー | 3.77% | |
| 【株主優待内容】自社グループホテル共通無料宿泊券を、200株で1枚、300株で2枚、600株で3枚、1000株で4枚、2000株で6枚、5000株で8枚、1万株以上で10枚 | ||||
| 【備考】自社グループホテルで利用可。利用対象のホテルは、センターホテル東京、エスペリアイン大阪本町、エスペリアホテル博多など全国13カ所 | ||||
| ※株主優待内容、最低投資額、利回りは10月22日終値時点 | ||||
大光(3160)の株主優待は、「QUOカード」または業務用食品スーパーのアミカで使える「アミカ商品券」のいずれかを選ぶスタイル。「アミカ商品券」の額面は「QUOカード」の額面の2倍となっているので、近くに店舗がある場合は「アミカ商品券」を選ぶのがおすすめだ。
アミカは、愛知や岐阜を中心に全48店舗。手元に届いた「QUOカード」をアミカの店頭に持っていくと、「アミカ商品券」に交換してもらえる。拡大画像表示
具体的には、「QUOカード」を選んだ場合は100株で500円分、500株で1000円分、1000株で2000円分、2000株以上で3000円分もらえるが、「アミカ商品券」ならそれぞれ倍額がもらえる。最低投資金額は7万700円(10月22日終値で計算、以下同)と買いやすい金額で、「アミカ商品券」を選んだ場合の配当+株主優待利回りは4.10%と、かなり高めになる。また、「QUOカード」を選んだ場合の配当+株主優待利回りは2.68%で、こちらもまずまずの水準だ。なお、「アミカ商品券」は株主優待で届いた「QUOカード」(未使用)をアミカ店舗に持参して、交換することで受け取れるようになっている。
買い物券がもらえる株主優待株では、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)も押さえておこう。必要投資額10万9500円で、1000円分の買い物券を10枚、つまり1万円分ももらえる。株主優待利回りはなんと9.13%に達する。ただし、税込2000円ごとの購入で買い物券1枚を使えるという割引券タイプなので、買い物券をすべて利用するには最低2万円分の購入が必要になる。
トーセイ(8923)は、今回から株主優待の内容を変更。これまでは100株以上で1000円分の「QUOカード」がもらえたが、今回からは東京の神田、上野、浅草蔵前、神奈川の鎌倉などにある自社グループホテル「トーセイホテルココネ」7施設で利用可能な3000円分の宿泊割引券となる。
この変更で、配当+株主優待利回りは4.14%⇒5.87%にアップしたが、「QUOカード」が目当てだった人には残念な変更と言えるかもしれない。なお、1年以上継続保有すると「QUOカード」1000円分、2年以上なら2000円分、5年以上では3000円分が、宿泊割引券に上乗せしてもらえる。
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⇒トーセイ、株主優待を変更! 保有期間が1年未満だと「QUOカード(1000円分)」がもらえなくなり、新たに自社グループの「ホテル宿泊割引券(3000円分)」を贈呈
一方、サムティ(3244)の株主優待も、自社グループホテルで利用できる共通無料宿泊券。200株保有で無料宿泊券を1枚もらえる。こちらは、東京や大阪、博多など全国13カ所のホテルで利用可能だが、一部のホテルでは1泊するのに複数枚の無料宿泊券が必要になるので、事前によく確認しておくべきだろう。
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11月の外食系の株主優待株では、銚子丸(3075)と串カツ田中ホールディングス(3547)が定番だ。銚子丸の場合、100株でもらえるのは500円分の株主優待券だが、500株以上を保有した場合は「甘塩特選たらこ」または「佃煮の詰め合わせ」を選ぶこともできる。また、500株では2500円分の株主優待券がもらえるので、100株保有時と利回りが変わらないのもうれしい。
一方、串カツ田中ホールディングスは、100株の保有で1000円分の食事優待券を2枚もらえる。串カツは100~200円台のメニューが多く、2000円分の食事優待券があれば、それなりの品数が食べられそうだ。
ただ、銚子丸の配当+株主優待利回りは1.37%、現状だと配当予想を「未定」としている串カツ田中ホールディングスの株主優待利回りは0.88%となっており、両者ともに利回り面の魅力は高くない。
11月は、自社商品やカタログギフトがもらえる銘柄も少ない。今年は、前年まで100株保有で焼き菓子の詰め合わせをもらえたマルカが、株式移転によって上場廃止となり、ますますその数を減らしている。
そんな中で、自社商品の詰め合わせがもらえる、11月の超定番銘柄として知られているのがアヲハタ(2830)だ。配当+株主優待利回りは1.17%と低めだが、ジャムやスプレッド、パスタソースなど食卓で役立つ自社商品を、100株の保有で1000円分もらえるため、長期で保有しているファンも多い。
また、欲しいものを自分で選べるカタログギフトがお好みの人には、サーラコーポレーション(2734)がおすすめ。株主優待券がもらえるが、この株主優待券は自社のホテルやレストランで利用できるほか、カタログに掲載された食品などの商品に使用することもできる。たとえば前回のカタログには、焼き菓子やお米、梅干し、食用油セットなど、全30商品が掲載されていた。
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なお、表組みには掲載していないが、昨年まで「QUOカード」がもらえたファーストブラザーズ(3454)は、今年からポイント制のカタログギフト「プレミアム優待倶楽部」に株主優待を変更している。11月では唯一「プレミアム優待倶楽部」を導入する銘柄だが、株主優待を獲得するには最低3000株が必要で、必要投資金額は305万4000円と、かなりハードルが高い。ちなみに、継続保有期間が1年以上であれば、500株以上の保有で「プレミアム優待倶楽部」のポイントがもらえる。
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配当+株主優待利回りが5%超のタマホームをはじめ、
利回り2%台後半以上で「QUOカード」などがもらえる4銘柄!
続いて、「QUOカード」に代表される汎用性の高い金券類がもらえる銘柄の中から、配当+株主優待利回りが2%台後半以上の4銘柄をピックアップした。
| ■配当+株主優待利回り2%台後半以上の金券優待4銘柄! | ||||
| 最低投資額 | 株主優待+ 予想配当利回り |
株主優待利回り | 予想配当利回り | 詳細情報 |
| ◆タマホーム(1419) 【確定月】11月/5月 | ||||
| 23万1700円 | 5.18% | 0.43% | 4.75% | |
| 【株主優待内容】100株以上で500円分のQUOカード | ||||
| 【備考】長期保有優遇制度あり、3年以上の継続保有で1000円分に増額 | ||||
| ◆E・Jホールディングス(2153) 【確定月】11月 | ||||
| 12万100円 | 4.16% | 0.83% | 3.33% | |
| 【株主優待内容】100株で1000円分、1000株で3000円分、5000株以上で5000円分のQUOカード | ||||
| 【備考】株式分割後も株主優待を据え置いていて、今回から実質拡充 | ||||
| ◆キユーソー流通システム(9369) 【確定月】11月 | ||||
| 19万900円 | 2.93% | 0.52% | 2.41% | |
| 【株主優待内容】100株で1000円分、500株で3000円分、1000株以上で5000円分のジェフグルメカード | ||||
| 【備考】特になし | ||||
| ◆テクノアルファ(3089) 【確定月】11月 | ||||
| 12万5200円 | 2.80% | 0.80% | 2.00% | |
| 【株主優待内容】100株以上で1000円分のQUOカード | ||||
| 【備考】特になし | ||||
| ※株主優待内容、最低投資額、利回りは10月22日終値時点 | ||||
まず注目したいのが、配当+株主優待利回りが5.18%と、取り上げた4銘柄の中でダントツに高いタマホーム(1419)だ。100株以上で500円分の「QUOカード」がもらえて、3年以上継続保有すると1000円分に増額される。ただし、利回りの大半を占める配当は5月の期末一括となるため、11月だけを見ると利回り的には大したことはない。短期で売買する人は、その点をよく理解しておこう。
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E・Jホールディングス(2153)は、昨年11月末に実施した1:2の株式分割後も株主優待の内容を据え置いていて、今回から株主優待を実質拡充。最低投資金額12万100円(100株保有)で1000円分の「QUOカード」がもらえて、配当+株主優待利回りは4.16%。ちなみに、この銘柄も5月の期末一括配当だ。
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外食の機会が多い人は「ジェフグルメカード」がもらえるキユーソー流通システム(9369)も注目したい。主要な大手ファミレスのほか、一部百貨店やショッピングモール内のレストランなど、全国約3万5000店で利用できる。「QUOカード」同様、有効期限がなく使いやすいのがメリットだ。
また、配当+株主優待利回りが2.41%だったため、表組みには掲載していないが、キャリアバンク(4834)が、今回から100株保有時の株主優待の内容を拡充している。株主優待品は「図書カード」で、100株保有の場合、これまでの1000円分⇒1500円分にアップしている。最低投資金額は11万6000円。「図書カード」派の人なら検討してもよいかもしれない。
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なお、これまで11月(&5月)の「QUOカード」優待銘柄の定番だった日本毛織(3201)は、今回から株主優待制度を「改悪」。今後は株主優待実施は5月のみで、1年以上の継続保有期間が必要になる。また、同じく「QUOカード」の株主優待を実施していたスター・マイカ・ホールディングス(2975)は、前回を最後に株主優待を廃止している。
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最後に、権利確定日と権利付き最終売買日も確認しておこう。11月30日(火)が権利日の銘柄は、2営業日前の26日(金)が最終売買日となる。また、15日(月)が権利日の銚子丸(3075)の場合は、11日(木)が最終売買日だ。なお、サーラコーポレーション(2734)やサムティ(3244)のように、株主優待の獲得には複数単元が必要な銘柄もある。目当ての株主優待を確実に手に入れるために、購入前には最終売買日と必要単元数をもう一度見直そう!




