もしも、近未来の株価が精度よく予想できれば、予想価格よりも安いときに株を買えさえすれば利益を得るのは難しくないはずだ。そんな夢のような機能が、ネット証券に登場した!?というので、早速試してみた。
その株価予想機能とは、カブドットコム証券の「高度ランキング」のことである【図表1】。トレードツール「kabuステーション」が6月11日にバージョンアップした際に加えられた機能だ。
【図表1】「kabuステーション」に搭載された「高度ランキング」。7月25日8時58分時点。拡大画像では予想価格や予想騰落率が表示されている点に注目(上の画像をクリックすると画面全体の拡大画像が表示される)
株取引をする際に「値上がり率ランキング」など、ランキング情報を活用している人は多いと思う。通常はその日の取引が始まった後で出てくるランキングを見て、売買する銘柄を探すわけだが、この高度ランキングでは、取引が始まる前にその日の値上がりランキングを推定して表示してくれる。そのため、銘柄を探すタイミングが早くなるので、トレードのチャンスをつかみやすくなる。
このランキングが「高度」と名付けられた理由は、カブドットコム証券が取引所と同等の板寄せ処理を行う点にある。
【図表2】では、寄付前、朝8時55分頃の板を表示している。さまざまな価格に指値注文が出ており、成行注文も表示されている。
【図表2】寄付前、朝8時55分頃の板を表示拡大画像表示
板寄せとは、現在出ている売買注文をすべて気配板に記載して、価格決定原則の優先順位に従って売買を成立させることだ。寄付前には、板上で気配値が見られるが、始値は単純に気配値と同じ価格になるとは限らず、板寄せを行った結果で、始値が決定する。
高度ランキングは、単なる気配値のランキングではなく、取引所の全注文データをもとに、カブドットコム証券が取引所と同等の板寄せをした上で予想始値が表示され、ランキングも見られる。
【図表1】の拡大画像を見ると、「予想価格」「予想値上がり率」という項目がある。ここで使われている「予想」の意味は、厳密には始値の「予想」ではなく、「現在の注文状態で板寄せを行った場合の価格」を意味している。つまり、「高度ランキング」では、寄り付きや引けの「板寄せランキング」を表示しているのだ。具体的に見られるランキング情報は「予想値上がり率」「予想価格上下回数」「予想引値上がり率」などがある。



