「信用取引」が今年中にも大幅規制緩和!
少ない資金でも「デイトレし放題」の時代がくるぞ!ネット証券各社の金利値下げ競争が過熱!

【第38回】2012年8月9日公開(2021年3月9日更新)
ザイ・オンライン編集部

大口信用取引でもネット証券間の金利競争が勃発!

 また最近、大手ネット証券などが競っているのが、大口顧客向けの信用金利引き下げ【図表3】だ。

 カブドットコム証券はすでに引き下げを実施。SBI証券岡三オンライン証券楽天証券などは、8月1日から金利引き下げのキャンペーンを実施中だ。各社とも、キャンペーン終了後はそのまま通常金利とする予定だ。

 カブドットコム証券では、この8月1日に金利引き下げを実施したばかりだが、9月からさらに引き下げる予定。引き下げ後は買方金利(制度信用取引)が2.18%になる。岡三オンライン証券もキャンペーン金利を9月から2.17%に引き下げ、11月以降は通常金利で2.17%を持続する予定だ。ともに業界最低水準の金利となる。

 ただし、カブドットコム証券の場合は条件として、「前月の建玉残高などが30億円以上」となっており、優遇金利となるためのハードルは高い。

 それに対して、岡三オンライン証券の優遇の条件は「買い建玉残高が3億円以上」などで、低く設定されている。「月間取引残高合計が3億円」というのは巨額に思えるが、「300万円の約定代金×5回買い建て×20営業日」で達する金額だ。信用取引で300万円を新規建てする場合、自己資金は3分の1の100万円程度あれば可能だ。専業トレーダーなら難しくない金額なのだろう。

 さらに、冒頭で説明した新制度が実現して信用取引の回転売買ができるようになれば、個人投資家でも(時間さえあれば)なんとか手が届きそうな気もしてくる。3億円に対する0.1%の差は30万円なので、わずかな金利の違いも非常に重要だ。

口座開設キャンペーンも有効に使おう!

 信用取引は、証券会社間の競争により金利や手数料が下がり、今後の規制緩和で、短期売買のハードルがぐっと下がることは間違いない。

 また【図表4】のように、新規口座開設をすると一定期間手数料が無料になるキャンペーンを実施しているネット証券も多いのでチェックしておこう。株価下落時にもチャンスがある信用取引を上手に活用して、利益を狙ってほしい。

(文/久保田正伸)

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