5月、外国人にも無料ワクチン接種が可能に
5月に入って外国人への無料ワクチン接種も可能と報じられた直後に、市役所からワクチン接種の案内メッセージが携帯に届いた。場所と時間が指定されていて、その時刻に行って見ると、多くの高齢者が並んでいたが、1時間半程度で接種をすませた。
日本のように予約もなにもなく、事前の登録と身分証明書を提示するだけで、外国人であることも関係なかった。もっとも外国人であろうが感染源になりうるわけで、除外するなどということは本末転倒なのだが。
接種会場の外では接種を心待ちにする多くの高齢者が順番を待った【撮影/志賀和民】接種会場には「マカティ市では2万人が接種済み」という横断幕が張られていた。接種を進めることが市の最重要課題となっており、接種を思い留まらせるような対応はありえないのだろう。
同行者によると、私が受けたワクチンはロシア製のスプートニクで数日前に届いたばかりのものだそうだ。効果が50%程度といわれている中国製でなくてほっとしたが、接種に当たってワクチンを選択する権利はない。
広大な接種会場には患者よりも職員で埋め尽くされていた【撮影/志賀和民】会場はマカティ・コロシアムという大きなスポーツスタジアムで、大きな会場に数百人の職員が従事しており、接種を受けるものよりも人数が多い気がした。
ステップが6段階もあって、接種そのものは一瞬で終わるものの、会場に入ってから終わるまで1時間もかかった。人材だけは豊富なフィリピンの面目躍如といったところだ。
ちなみに、2回目の接種については、まだなんの連絡もない。
ワクチンの接種は、針が刺さったかどうかもわからないうちに終わってしまい、その後の副反応もまったくなかった。(文・写真/志賀和民)
著者紹介:志賀和民(しが・かずたみ)
東京出身。東北大学大学院修了後、日揮(株)入社。シンガポールをかわきりに海外勤務を歴任。1989年日揮関連会社社長に就任しフィリピンに駐在。日揮(株)退職後、2003年にフィリピンに移住。2007年4月PASCO(退職者の何でも相談所)取締役。





