セキュリティ戦略の新たな武器「ゼロトラスト」で、企業のビジネスはどう加速するのか

運用コストを削減する
全体最適化がニューノーマル

　ゼロトラストはビジネスのアクセルを踏み続けるための、投資であり戦略である。そのためにデジタルインフラ全体をカバーし、誰がどこからアクセスしているのか、どう利用しているのかを可視化する必要がある。しかし、高いセキュリティスキルを持つ人材はどこでも不足しているのが現状だ。

「経営者として考えなければならないのは、できるだけ効率的に運用できる、全体最適化されたセキュリティ対策を選択することです」とアリイ氏は語る。個別最適のセキュリティを複数導入すれば、運用管理の負荷とコストが増大するだけでなく、全体の状況が把握できなくなる。攻撃者はその隙を突いてくる。

　こうしたニーズに応えるべく、パロアルトネットワークスは幅広い領域にわたるソリューション群をセキュリティプラットフォームという形で提供している。企業の対策に必要なセキュリティ機能を統合した一つのプラットフォームで提供することで運用の省力化、自動化が図られている。クラウドやIoTもカバーし、デジタル化する企業をセキュリティで後押しする。

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　同社はこれまで多くのセキュリティ企業を買収してきたが、必ず自社製品と統合してから市場に提供してきた。「フォーチュン100」に選ばれた企業の95社に導入されていることからもその品質の高さがうかがえる。

「サイバーセキュリティとデジタルインフラをセットで考えることが、今後のセキュリティ対策のポイントです。エンドツーエンドでゼロトラストベースのセキュリティを確立できる当社のソリューションを導入することで、全体最適が実現できます。テクノロジーをビジネスの戦力として活用していただきたい」とアリイ氏は語る。ゼロトラストを実現する上で、同社のソリューションは大きな味方となるに違いない。