今後はいっそう
ポイントの貨幣化が進む

 一般的なクレジットカードの場合、1000円利用するごとに1ポイント付与され、200ポイント貯まると1000円のギフトカードと交換できる。この場合、ポイント還元率は、0.5%。

「中には還元率が1%以上のカードもあります。前年度の利用額などの条件を満たせば、還元率が3%を超えるケースも」

 仮に、クレジットカードの利用額が年間200万円だったとしよう。還元率が0.5%ならば年間1万円の得になり、1%ならば2万円も得をする。光熱費など毎月かかる費用をカード払いにするだけで、数千円はトクになる計算だ。

 また、カードを使うときにひと手間かけることで、ポイントを倍増することもできる。ネットショッピングの際は、JCBの「Oki Dokiランド」や三井住友カードの「ポイントUPモール」などのポイントモールを経由することで、2倍、3倍となるのだ。

「貯まったポイントをリアル店舗での支払いに充当できるなど、ポイントの貨幣化も進んでいます。利用するカードを1~2枚に集約し、カード払いを積み重ねてポイント還元率を上げることが、不労所得を得る有効な手段になる時代が来るでしょう」

 賢くカードを選び、使うことが、“たしなみ”とされる時代は、すぐそこまできている。