ザイ・オンラインの読者のみなさん、はじめまして。
ポイントのポータルサイト「ポイ探(ポイント探検倶楽部)」(※1)を運営している菊地崇仁です。今月からクレジットカードやポイント、マイレージ(以下、マイル)についての連載コラムを持つことになりました。よろしくお願いします。
読者のみなさんの中にはクレジットカードで貯まるポイントやマイルと言うと「小さいこと」のように感じる方もいるかもしれませんが、「年に2回、無料航空券を利用して家族4人で旅行に行っています」というと、「ほぉー」と思われる方もいるでしょう。
実際、私はこの数年でお金を払って飛行機に乗ったのは緊急時の1回だけ。それも、無料航空券は4日目以降の予約しか取れないので、やむを得ず利用しただけで、あとはすべて貯まったマイルを航空券に交換して乗っています。
このように、クレジットカードを活用すると意外とお得な生活ができるのです。
消費税の増税分への対策は
クレジットカード&ポイントの活用がキモ!
さて、2014年4月から消費税が8%になることが決定しましたね。これまでの5%から3%アップします。例えば、10万円の消費をするとこれまでなら消費税は5000円でしたが、2014年4月からは8000円となり、3000円も税金が上がるわけですから、家計は確実に苦しくなりそうです。
この増税分の3%をどうやってやりくりすれば良いでしょうか?
解決方法として以下の3つを挙げてみます。
1)収入を増やす
2)節約する
3)クレジットカードやポイントを活用する
毎月の給与アップを目指すのは難しいので、収入を増やすには「投資」が一番の近道でしょうか。2014年からはNISAも始まるので、これから投資を始めたいというタイミングには合っていますね(気になる方はこちらのページを参照してください)。ただし、投資ですのでリスクはあります。
次に、よく取り上げられる「節約」ですが、「節約=消費を抑える」なので、増税で消費が抑えられて税収が下がれば、政府としては本末転倒ですね。それに、節約はストレスも溜まりますので、できれば消費を抑える以外の方法で乗り切りたいところです。
ほぼ「節約」と同じ意味で取り上げられる「クレジットカードやポイントの活用」ですが、これらを「商品購入時のおまけ」程度に考えている方がいるとすれば、それは少し違います。
今回は、「クレジットカードやポイントを活用する」について説明していきます。
ポイントを上手に活用している人は、
年間8万3000円分も得をしている!
野村総合研究所の試算によると、2012年の1年間に発行されたポイントは約1兆円です。その1兆円を日本国民全員で割ってみます。
2012年10月1日時点での日本の人口は総務省の調査によると1億2751万5000人ですので、一人あたり約7842円分のポイントを1年間で受け取っている計算になり、1カ月平均では653円分です。
653円と言うのは一人あたりですので、4人家族の場合は2612円。もちろん、今回利用した人口には、ポイントを獲得しない0歳時なども含まれていますので、実際はもう少し多いはずです。
ここで話を戻して、消費税増税とポイントについて考えてみましょう。
次のページ>> ポイント弱者を卒業するカギは「クレジットカード」の活用!
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還元率 | 年会費 (税抜) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆OricoCard THE POINT (オリコカード・ザ・ポイント) |
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1.0~2.5% | 永年無料 | JCB Master |
Suica ICOCA |
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【OricoCard THE POINTのおすすめポイント】 年会費無料ながら新規入会後6カ月は2.0%の高還元率で、7カ月以降も通常還元率が1.0%の高還元クレジットカード。「オリコモール」活用で「Amazon」では還元率2%になるほか、各サイトで貯まるポイントも含めれば「楽天市場」では還元率2.5%、「Yahoo!ショッピング」では還元率3.0%、サイトによっては還元率15%以上に達するなど、ネットショッピングでは最強レベル。また、「iD」と「QUICPay」を搭載しているので少額決済でも便利。貯めたポイントは「Amazonギフト券」「iTunesギフトコード」なら即時交換ができるので、ポイントの使い勝手も◎! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(最優秀年会費無料カード部門) ◆年会費無料カードの還元率競争が激化!「Orico Card THE POINT」はネット通販に強く、還元率1.5~2.5%も狙える注目の新登場カード! ◆「Orico Card THE POINT」は、還元率1.0%、年会費が永年無料のお得な高還元率カード。入会6カ月間は最大還元率がなんと3.0%に! |
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◆dカード | ||||
1.0~3.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【dカードのおすすめポイント】 テレビCMでもおなじみの「NTTドコモ」のカードだが、auやソフトバンク利用者でもお得! 通常還元率1%と高還元で、2019年9月16日以降の申し込み分から年会費が永年無料になり、ますますお得なカードに進化! さらに「dカード」で貯まる「dポイント」は携帯電話料金に充当できるほか、JALのマイルなどにも交換可能で、ドコモユーザー以外でもお得なクレジットカードだ。 |
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【関連記事】 ◆「dカード」は「dポイント」を貯める最強カード! ドコモ利用者以外は年会費実質無料の「dカード」、ドコモ利用者は「dカード GOLD」がおすすめ! ◆「dカード」はドコモユーザー以外にもおすすめの「高還元+実質年会費無料」クレジットカード!ドコモユーザーなら「dカード GOLD」を使い倒せ! |
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◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード |
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1.5%~ | 1万円 | AMEX | Suica ICOCA |
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【アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのおすすめポイント】 「マイル系最強カード」との呼び名が高いクレジットカード。対象航空会社・旅行会社28社で航空券代金やツアー代金を決済すると通常の3倍のポイントが貯まるので、航空会社発行のカードよりもマイルが貯まりやすいのが魅力。さらに、貯まったポイントは提携航空会社15社のマイルに自由に交換可能で、しかもポイントは無期限で貯められるのも大きなメリット! 「長距離+ビジネスクラス」の特典航空券に交換すれば、還元率は1.5%よりも高くなる! |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(マイル系カード部門) ◆航空・旅行アナリストがおすすめ!貯めたポイントを航空会社15社で自由に使える万能型のマイル系クレジットカードとは? |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 年会費無料で通常還元率は1.0%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のセブン-イレブンやAmazonなどでは還元率2.0%、スターバックスでは還元率3.0%になるお得なカード。しかも、大手カード会社のクレジットカードだけあって、ポイントの汎用性も抜群! |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆イオンカードセレクト | ||||
0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
Suica ICOCA WAON |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利が通常の30倍=0.03%になる(こちらの記事を参照)。メガバンクの定期預金金利が0.002%の今、普通預金金利が0.03%になるのはお得!「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! |
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