突然の社長交代!
利用者数では世界の巨大ライバルには及ばず
LINEが掲げる起死回生の方策とは?

【第28回】2014年12月29日公開(2014年12月30日更新)
ダイヤモンド・オンライン編集部

延期された上場はいつ?
「SNS株価過熱説」も浮上

 ワッツアップは2月、Facebookに最大190億ドルで買収された。前述したように、売上高たったの2000万ドルの会社だ。さすがに「クレイジーではないか」との声も多く、7月には米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長がソーシャルメディア銘柄の株価に割高感があるとの見方を示した。

 一方、LINEは年内に予定していた上場を延期した。延期の理由は定かではないが、「セキュリティを巡る問題があったのではないか」との観測が流れている。実際、日本ではアカウント乗っ取り事件が頻発していたし、台湾や韓国などでもLINEを含めてSNSのセキュリティに対する懸念が報告されている。決済サービス導入の前に、セキュリティ対策を強化する必要があったのではないかと見られているのだ。

 上場すれば時価総額1兆円もあり得ると言われたLINE。SNSバブルがささやかれてはいるものの、引き続き上場への期待は大きく、15年にはいよいよ実現するのではないかとの期待も大きい。

 いずれにしても、LINEの新事業展開は、無料通話アプリという業態からの脱却を図る、大きな方向転換だ。たくさん打ち出した新機軸の成功度合いと上場は大きく関係するはずで、15年は早速、新社長のリーダーシップが問われる局面となりそうだ。

(ダイヤモンド・オンライン編集部 津本朋子)

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