具体例として“マイナビ転職”のバナー広告で「○○の転職」といった内容が掲出されました。○○には職種が入ります。バナー中には、その職種の人がこだわりそうな条件例が列挙されていました。まさに自分の職種が書かれたバナー広告をクリックしてウェブサイトに訪問すると、希望にぴったりの求人や、転職成功談などが載っているといった具合です。デジタルならではのターゲティング技術で、職種、年齢、性別、居住地域、年収などの条件で広告対象とするユーザーを絞ってA/Bテストを行い、どの組み合わせの効果が良かったかを確かめ、投資効率を高めることができるのです。
また、バーナム効果を使って、ユーザーが同じ内容の広告を7回視聴してもクリックしなかったら別のバナー広告クリエイティブに変更することを繰り返したり、バナー広告をクリックしてウェブサイトに短期間に3回も来訪したのに申し込みや問い合わせをしなかったユーザーには次回から訴求商品を変更して広告するといったクリエイティブUSP※展開ができます。USP展開の中で「自分に当てはまっている」と感じたら、ついバナーをクリックしてしまうことがあるでしょう。
※USP(=ユニーク・セリング・プロポジション)
米ロッサー・リーブス氏が提唱した理論で「ユニークな売りの提案」を意味する。具体的には「広告は消費者に対して提案をしなければならず、それはユニークなものであり、また、その提案は人を動かす強力なものでなければならない」と示した理論。
デジタル広告技術が可能にする
“あなたへのメッセージ”
興味関心を引き出す心理テクニックを使って広告する上で、ターゲットの状態や反復ステータスに応じて、一人ひとりに合わせた"あなたへのメッセージ"を投げかけることはデジタル技術がなければ不可能です。
具体的には、次のようなことが可能になります。
・特定の属性を持つ人に絞って広告できる
例えば「30~50代、関東在住、年収300万円以上、料理が趣味の女性」だけに広告をする、といったことができます。
・特定の属性を持つ人に、その属性に応じて広告内容を変えることができる
例えば「年収400万円以上の男性」にはミドルクラスの車種を訴求しつつ低金利で手に入れるチャンスは今だけ!といった内容を、「年収800万円以上の男性」にはハイクラスの車種を訴求しつつ特別先行試乗パーティにご招待、といった内容を広告する、といったことができます。
・広告接触回数(≒視聴回数)やクリックの有無に応じて、広告内容を自動的に変えることができる
ブランドコアバリューを訴求する広告に3回接触したら次回から商品を訴求する広告内容に切り替わり、広告がクリックされたら次回からキャンペーンの訴求など具体的な行動を促すオファーに切り替わるなど、広告内容のオートメーション化も可能なのです。



