南隣の千葉県とは“ちばらき”とセットで語られることが多いが、「千葉県にこれほどたくさんの観光資源があるでしょうか。“東京”ディズニーランド一択でしょう」と取出氏(ちなみに同氏は千葉県八千代市出身)。
事実、14年の観光入込客数(実人数)3345万人は、集計が終わっている35都道府県の中で10位に入っている。なのになぜ、こんなにも“魅力がない”票が多く集まるのか。
茨城といえば納豆、ヤンキーといったイメージが強過ぎるのか。「~だっぺ」「~すっぺ」の茨城弁が田舎っぺ過ぎるのか。しかし研究学園都市つくばには300超の研究機関が集まり、2万人を超える研究者、7000人を超える博士がいて、近未来的なイメージもあるはずだが……。
「茨城県民は県民性として、自己アピールが下手なんです。何より自分たちがその魅力を分かっていない。県外の人がメロン畑に来て農家さんに『このへんのお薦めは何ですか?』って聞いたら『何もねぇ』って答えてしまう。足元にメロンがあるのに。まずは茨城県民に県の魅力を知ってもらうことから始めています」
県内中学生は全てご当地検定を受検
県内一を決める大会も
その広報活動の一つが、12年10月に開局した、茨城県運営のネットテレビ局「いばキラTV」だ。
実は茨城県は47都道府県の中で唯一、テレビの民放局がない県だった。民放局設立は県の悲願だったのだが、テレビ離れが進むこのご時世に新しい民放局をつくっても、黒字にするのは難しい。そこで県知事の決断により、茨城県直営で「いばキラTV」が開局した。ライブ配信とオンデマンド動画を組み合わせ、茨城県の観光、バラエティー、スポーツ、グルメ等の動画を1日平均3本ペースでアップするほか、「茨城新聞」が制作する動画ニュースを配信している。




