インターネットを使っていて“ネット炎上”を目にしたことがないという人は、おそらくほとんどいないはずだ。それだけネット炎上はありふれた現象で、本書『炎上とクチコミの経済学』によれば年間1000件以上発生しているという。その一方でネット炎上が深刻化した際の被害は凄まじい。うまく対応できなかった場合、社会的に抹殺されることすらありえる。多くの日本の企業がソーシャルメディア活用を躊躇しているのも、こうしたリスクを踏まえてのことなのだろう。

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