アーティストのような柔軟な発想力、想像力はどのようにして形作られているのでしょうか? 新刊『「いまを生きる力」を取り戻す 感性の教室』から内容を一部抜粋して、「アーティストのように考える」3つの方法をお届けします。
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「アーティストのように考える」ことが
求められるようになった
改めまして、こんにちは。末永幸歩(すえながゆきほ)と申します。
私はもともと、中学校や高校で美術教師をしていました。
私の授業で大切にしてきたのは、上手に絵を描くためのテクニックを修得したり、美術史の用語を暗記したりすることではありません。
もちろん、作品をつくったり、アート鑑賞をしたり、その背景知識を学んだりすることはあります。ですが、それらはすべてアーティストのように考えることへとつながっています。
「アーティストのように考える」とは、いったいどういうことでしょうか?
アーティストたちは作品の制作を通して、目に見えないところで次の3つのことをしています。
①「自分だけのものの見方」で世界を見つめ、
②「自分なりの答え」を生み出し、
③それによって「新たな問い」を生み出す
アーティストの思考プロセスは、画家や彫刻家などのいわゆる「芸術家」になりたい人や、デザイナーなどのいかにもクリエイティブな仕事に就きたいと思っている「限られた人たち」だけに必要なものではありません。
「自分なりの答え」は仕事や学び、さらには人生のさまざまな場面で、誰にとっても欠かせないものであり、それを生み出すための作法を学ぶことこそ「美術」の本来の目的だと私は確信しています。
そこで私は、ふだんの授業で生徒たちに伝えてきたことを、1冊の本にしたためました。それが『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』という書籍です。



