自由貿易の危機が叫ばれている。中国など新興国の追い上げにあった米国は、「アメリカファースト」と言って自由貿易に背を向けるようになってきた。強者の論理とも言われる自由貿易に反対する声は常に存在しており、自由貿易は素晴らしいという理念だけでは前に進まない。自由貿易が広がるのは圧倒的な競争力を持つ大国が主導するときだ。19世紀には英国が、20世紀には米国がその役割を果たしてきた。次は、世界一の輸出大国となった中国か。しかし、21世紀の自由貿易は、関税引き下げよりもみなが納得するルール作りが重要になる。圧倒的な競争力を持つ大国ではないが、自由貿易の恩恵を受けている日本は、力よりルールという考え方に共鳴できる仲間を増やして、自由貿易を推進できるのではないか。
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