経済界きっての「国際派論客」といえば、といえば、小林陽太郎(1933年4月25日~2015年9月5日)の名を上げる人は多いだろう。1978年に44歳の若さで富士ゼロックス社長に就任。99年4月には、外資系企業トップとしては初めて経済同友会の代表幹事に就任したが、就任の挨拶で、「市場主義だけで新しい時代の日本を築けるのか」と、経営者らしからぬ問題提起をして注目を浴びた。

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