新幹線の2人掛け席で子連れが隣、「おじちゃんに怒られるから、静かにして」と言われイラっ!正解の一言とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

言葉は頼もしいパートナー。あなたに力や勇気や幸せを与えてくれます。「大人の言い換え力」に磨きをかけて、日常のピンチを華麗に切り抜けたり、果敢に立ち向かったりしましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)

クイズ

 帰省シーズンで満席の新幹線。2人掛け席の窓際に座っていたら、隣に3歳ぐらいの子どもをひざに抱いた母子連れが座った。子どもは落ち着きなく動いたり話したりしている。

 まぁ仕方ないとあきらめていたところ、母親が「ほら、おじちゃんに怒られるから、静かにしてなさい」と子どもを叱った。勝手に怖い人にされて釈然としない。さて、どうする?

(A)「うわ、本当にそういうこと言う母親がいるんだ!」と苦い顔で皮肉をかます
(B)「いやいや、怒ったりなんかしませんよ。安心してください」と笑顔を向ける
(C)「お子さん、かわいいですね。よかったら窓側と変わりますか?」と提案する

正解は……

C

× (A)「うわ、本当にそういうこと言う母親がいるんだ!」と苦い顔で皮肉をかます
△ (B)「いやいや、怒ったりなんかしませんよ。安心してください」と笑顔を向ける
◎ (C)「お子さん、かわいいですね。よかったら窓側と変わりますか?」と提案する

解説

 この母親も子どもがおとなしくしてくれなくて、きっといっぱいいっぱいになっているのでしょう。「怖い人扱い」は心外ですが、そこでムカついている場合ではありません。

 この状況で最優先したいのは「降りるまでの間、いかに心穏やかに過ごすか」です。
 
  感情のおもむくままAのように“反撃”しても、余計にムカムカするだけ。これがベストと思った方は、小さなプライドに振り回されがちな己の未熟さを省みたほうがいいでしょう。

 せめてBの対応ができる心の余裕をもちたいところですが、これだけでは十分ではありません。Cのようにさらに一歩踏み込んで、全力で「やさしくて親切な人」になりましょう。母親の不安を取り除きつつ感謝されることが、心穏やかな境地に至る近道です。