事業の多様性からかつては「総花経営」と揶揄され、みずからも事業の遠心力をうまく統御できずに、存亡の危機に陥ったことさえあった三菱電機。しかし21世紀の幕が開いた2001年を境に、「強い事業をより強くする」したたかでアグレッシブな企業体へと転換を始める。「景気の変動に対してロバスト(しなやかで強靱)な体質をつくり上げる」というトップの意志、そして、「バランス経営」の実践について聞いた。
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事業シナジーの追求が目的達成の手段となる
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