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堤清二が80年代に予想した「脱工業化の時代」のリアリティ

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1980年代に入った頃、産業界では盛んに「ソフト化」という言葉が躍っていた。産業革命以降、土地や工場生産システムが経済を動かす価値の源泉だったのが、人間の頭脳や情報といった目に見えないものがあらゆる産業分野で最重要な“資源”とされるようになっていたからだ。伸び盛りのコンピューター産業でも、ソフトの市場がハードのそれを上回るようになり、「脱工業化の時代」とも呼ばれる、産業構造の転換が世界的に進みつつあった。

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