スペイン・アンダルシア地方には、現在も山岳地帯の麓に暮らしている「洞窟の民」たちがいます。文明が発達した21世紀に、なぜ彼らは洞窟での暮らしを選び、どのように生活しているのか。そこには、現代社会で疲弊した自分を取り戻すヒントがありました。そこで今回は、比較文明史を専門としている東海大学名誉教授・太田尚樹さんの著書『アンダルシアの洞窟暮らし』(青春出版社)から、洞窟に住む人たちの暮らしや考え方について抜粋紹介します。
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