「eスポーツ」というジャンルの認知度が高まり、「プロのeスポーツ選手」が小中学生の「なりたい職業」の上位に入るケースも増えた。だが医学的な観点では、ゲームはれっきとした依存物である。一般のスポーツとは異なり、練習や指導の方法が確立されているわけでもない。時間を問わず、際限なくプレイした結果、ゲーム依存の悪化・長期化をまねく可能性もある。eスポーツ選手を目指す未成年者を、周囲の大人が安易に応援することの危険性を、精神科医・中山秀紀氏の著書『スマホ依存から脳を守る』(朝日新書)から、一部抜粋・再編集して解説する。
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