日本の家計金融資産は2,000兆円超に及ぶものの、半分以上は預貯金であり、「貯蓄から資産形成へ」が進んでいるとは言い難い。2022年に公表された「資産所得倍増プラン」や金融審議会・顧客本位タスクフォースの「中間報告」では、新設される「中立性を有するアドバイザー」(認定アドバイザー)をリスト化・公表するなどの方針が示された。本稿では、認定アドバイザーの概要について、英国における類似の事例も交えつつ紹介したい。

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