
自転車の青切符導入まで9ヶ月
違反行為と反則金の一覧表
2026年4月1日から「自転車の青切符(交通反則通告制度)」が施行される。具体的な反則金額は、スマホを使用するなど「ながら運転」は1万2000円。信号無視は6000円。歩道通行や逆走は6000円。一時不停止は5000円。傘差し、イヤホンで音楽、無灯火は5000円。二人乗りや並んでの走行は3000円……。
これらの反則金の中で、特に注目を集めているのが「歩道通行」への反則金だ。ネットには「車が恐いから歩道を走ってる」「子どもを乗せたお母さんや高齢者も車道を走れと?」といった不安と不満の声で溢れている。
警察庁によると、「自転車は、車道が原則」とする一方、次のようなケースは例外として認められるとのことだ。
・13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者、身体の不自由な人が普通自転車を運転しているとき。
・道路工事や連続した駐車車両などのために車道の左側部分を通行するのが困難な場所を通行する場合や、著しく自動車の通行量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのために、追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険性がある場合など、普通自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないと認められるとき。
・道路工事や連続した駐車車両などのために車道の左側部分を通行するのが困難な場所を通行する場合や、著しく自動車の通行量が多く、かつ、車道の幅が狭いなどのために、追越しをしようとする自動車などの接触事故の危険性がある場合など、普通自転車の通行の安全を確保するためにやむを得ないと認められるとき。

▼「この記事を読む」から続きを読むことができます▼ (警察庁資料よりダイヤモンド・ライフ編集部作成)
今回の青切符導入によって「これまで歩道を走っていた自転車」が車道を走り始める……。私は車道に新規参入してくる自転車によって事故が増えるだろうと考える。このまま青切符を導入するだけなら、「歩道を歩く人」と「車道を走る車」の双方にとっても危険が増えかねないのだ。
ウーバー配達員として遭遇した実例から「青切符導入が道路交通に及ぼす混乱」について考えてみた。