19世紀のドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェが提示した「価値転換」をご存じだろうか。ニーチェは、他者を悪者にし、否定し、自分を肯定しようとする反動的な思考を批判した。それよりもむしろ、ひとつのものを肯定することで、新しい独自の価値を創造できると考えた。それは現代のイノベーションにも通じる思想だ。デザインの力をつかって現代の価値転換、つまりイノベーションを起こしているのが、佐藤可士和氏だ。佐藤氏の創造性について、京都大学経営管理大学院で「文化の経営学」を専門とする山内裕教授との対談を通じて読み解く。佐藤氏がユニクロのロゴ刷新について語る前編につづき、後編をお送りする。
続きを読む“現代のニーチェ”佐藤可士和「僕のブランディングの原点は、クラスの友達それぞれの“輝き”をみつけること」
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