大学での学びやキャリア支援を、社会に出る学生が役立てていくために……

アフター・コロナの景気回復と人手不足を背景に、就活市場が「売り手優位」になっている。文部科学省・厚生労働省の発表によると、24卒(2024年3月卒の学生)の就職率は4月1日時点で98.1%となり、過去最高を記録した。また、リクルート就職みらい研究所の調査では、25卒(2025年3月卒の学生)の就職内定率は5月1日時点ですでに72.4%と前年を7.3ポイント上回っている。そうした一方で、就職活動の早期化・長期化による弊害も目立ち始めている。今回は、立教大学経済学部教授で同大学キャリアセンター部長の首藤若菜さんに、大学側から見た就活市場の実態と課題、キャリアへの考え方、企業内の人材定着の必要性といった話を伺った。

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