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「私が亡くなってもおいしいものを食べてほしい」障害を持つ娘と母の絆をつなげる“いつものトマト鍋”

秋となり、そろそろ鍋が美味しい季節だが、そういえば、よそのお宅ではどんな鍋を作っているんだろう。そんな思いから「名前のない鍋」巡りを始めた筆者が、今回お邪魔するのは、重い障害を持った子供たちや家族のために活動するNPO法人「ゆめのめ」の代表・大高美和さん宅だ。大高さんが作ったのは、嚥下障害を持つ娘も楽しめる「いつものトマト鍋」。娘を想う母の心が隠し味だ。※本稿は、白央篤司『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。

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