妹尾堅一郎氏(産学連携推進機構 理事長)のロングインタビュー前編では、本格到来が迫る資源循環経済に向けた処方箋として、「使い続けのモノづくり」を中心とした新たなビジネスモデルへの転換を提唱された。それを踏まえた次なる議論が、後編のテーマとなる「イノベーション」である。妹尾氏は、「日本では企業の内外でイノベーションが濫用され、“何となく・何でもイノベーション症候群” が蔓延している」と警鐘を鳴らす。資源循環経済に向けて、日本企業の宿題といえるイノベーションをどう攻略していくべきなのか。ビジネスモデル研究の第一人者ならではの鋭い考察をお届けする。
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