現代のビジネスパーソンは忙しい。メールチェックに部下との面談、次々とスケジュールに組み込まれていく会議やミーティング……。「一つひとつに取り組んでいたら仕事が終わらないから」と、会議中に他のメールに返信したことがある人も少なくないだろう。そういった「マルチタスク」で仕事を進めていくことが、効率のいい仕事の仕方だと感じている人もいるかもしれない。しかし、18言語で話題の世界的ロングセラーの新装版『一点集中術──限られた時間で次々とやりたいことを実現できる』の著者であるデボラ・ザック氏によると、非常に能率がいい人、山ほど仕事をこなしている人は、実は「シングルタスク」に励んでいるという。なぜシングルタスクの方が、能率がいいのだろうか。本書の内容をもとに解説する。(文/神代裕子、ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)

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