トランプ大統領が8月1日から、日本からの輸入品に「25%」の関税を課すことを発表した。高率関税賦課の根拠は第1次世界大戦の戦時法制の流れをくむ国際緊急経済権限法で、貿易赤字は米国にとって「異例かつ重大な脅威」というわけだが、金本位制離脱やニクソン・ショックなど国際経済システムを自国に有利に改変する際には戦時法制を活用してきた米国にとっては異常なことではない。

続きを読む