共同通信が7月5日、6日に実施した、次期参院選の比例投票先に関する世論調査で、参政党が2位に浮上。今まさに「参政党ブーム」とも言うべき現象が起こっている。しかし、参政党が掲げる「日本人ファースト」は排外的だとして多数の批判の声が上がっている。参政党をめぐる、こうした熱狂が生まれるのは一体なぜか。参政党が好きとか嫌いとか、日本人ファーストが良いとか悪いとか、そうした議論にとらわれていると見えてこない「本質」がある。戦前の日本と令和の日本を比べながら、「日本人ファースト」が有権者の心をワシづかみにする歴史的必然を解説する。

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