今春、サントリーホールディングスで10年ぶりに創業家出身者がトップに就任する“大政奉還”があった。1899年に「鳥井商店」として産声を上げ、創業120年の歴史を誇る日本屈指の同族企業、サントリーの足跡をダイヤモンドの厳選記事を基にひもといていく。「ダイヤモンド」1967年2月20日号の特集『泡立つ“ビール戦争”業界地図は果たして塗り替えられるか』からの抜粋記事を前回から3回にわたり紹介する。中編の本稿では、サントリーの原三郎専務のインタビューを紹介。原氏はサントリーの必勝の方程式である「サントリー商法」の要諦について明かす。

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