ダイヤモンド・ザイでは、年末恒例の読者アンケートを実施! 2025年の投資について、さまざまな角度から調査を行っている。ここではアンケートの一部を抜粋し、読者の2025年の投資成績や儲けた株&損した株を紹介! 乱高下した相場を勝ち抜いた成功体験はもちろん、反面教師となる失敗談も満載なので、2026年の投資戦略を立てる際に役立ててほしい!(ザイ・ウェブ会員を対象にWebアンケート(2025年11月13日~25日)を実施。回答人数346人)(ダイヤモンド・ザイ編集部)
波乱も多かった2025年だが、最終的に儲かった投資家が約9割!
配当や優待が豪華なだけでなく、業績もいい銘柄が好調だった!
2025年前半の大きな出来事は、なんといっても「トランプ・ショック」。大暴落に振り回された人も多かっただろう。しかし、その後の日経平均株価は、ほぼ一本調子の上昇トレンドとなった。10月の高市早苗・自民党新総裁誕生で上昇がさらに勢いづき、年後半の相場は「高市トレード」に。日経平均株価は史上初の5万円を突破。日米ともに株式市場は過去最高水準となっている。
こうした相場環境を反映し、今回行った読者アンケートの「2025年の投資はうまくいった?」という問いに対しては、読者の3人に2人が「儲かって満足」と回答。「トランプ・ショックで大きく資産を減らしてしまった」との声も聞かれたものの、「2025年の運用成績はプラスになった」という人が圧倒的に多く、全体の約9割にも上った。
では、そんな読者たちが実際に“儲かった株”は何だったのだろうか? 具体的に銘柄を挙げてもらい、集計した結果(ベスト3)が以下のとおりだ。
2025年に多くの読者が儲かった株は、1位がINPEX(1605)、2位がイオン(8267)、3位が三菱重工業(7011)という結果になった。ダイヤモンド・フィナンシャルリサーチのアナリストの仲村幸浩さんは、次のように解説する。
「3銘柄とも、まず何といっても決算が好調です。それに加え、INPEXとイオンは配当や株主優待など株主還元に積極的で、個人投資家の人気が高い。三菱重工業は、2025年の1年間を通してずっと注目されていた防衛関連の“ど真ん中”の銘柄。高市早苗首相になったことで、国策銘柄として今後も上昇が期待できます」(仲村さん)
続いて、読者が“損した株”ワースト3を見ていこう。
損した株の1位はNTT(9432)、2位は日産自動車(7201)、3位はオリエンタルランド(4661)という結果に。
「この3銘柄には、業績不振という共通点があります。ただ、NTTとオリエンタルランドは業績が底を打ったと見られ、今後の回復が見込めます。特にNTTは配当利回りも高いので、保有継続でいいでしょう。日産自動車は、回復に時間がかかることを覚悟したほうがよさそうです」(仲村さん)










