プラントエンジニアリング大手で三菱商事の連結子会社である千代田化工建設は昨年、米国の大型液化天然ガス(LNG)プロジェクトでの共同企業体(JV)のパートナー企業の破綻によって赤字に追い込まれた。千代田化工は5月に公表した2027年度までの3カ年の中期経営計画で、海外の大型EPC(設計・調達・建設)への依存を減らす方針を掲げた。太田光治社長CEO兼CSOを直撃し、脱・EPCの考え方や今後の成長戦略を聞いた。米国では日米関税交渉で注目が集まったアラスカなどのLNGプロジェクトの建設ラッシュが迫っているが、太田氏は「大規模LNGの一括請負はもうやらない」と断言した。

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