「インド人は数学が得意」というイメージがあるが、それは本当だろうか。経済格差により十分な教育を受けられない子どもも多いなか、「数学は人生を変える手段」として重視される背景には、この国特有の社会事情があるのだという。新聞記者が、インド各地でその実態を探った。※本稿は、朝日新聞記者の石原 孝・伊藤弘毅『インドの野心 人口・経済・外交――急成長する「大国」の実像』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

続きを読む