地方出身の中高年にとっては、衝撃的なデータがある。いまの若者世代の約8割が、東京圏で生まれ育っているというのだ。そんな彼らは、地元愛が持てぬまま“ふるさと難民”化し、「隣人の顔を知らない」「挨拶はおろか会話すらない」と嘆く。都市部の若者たちが抱える孤独な内面に迫る。※本稿は、ローカルジャーナリストの田中輝美『関係人口の時代「観光以上、定住未満」で地域とつながる』(中央公論新社)の一部を抜粋・編集したものです。

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