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仕事、家庭、将来のこと……なぜかいつも漠然とした不安が頭から消えない。それはもしかすると「全般不安症」かもしれない。全般不安症とは、特定の原因がないにもかかわらず、さまざまなことが過剰に不安になってしまう病気で、推定患者数が120万人と言われながらもその存在はあまり知られていない。精神科医が「不安とのうまい付き合い方」を提言する。※本稿は、精神科医の清水栄司『「いつも不安で頭がいっぱい」がなくなる本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
不安になってしまうのは
防衛本能だから仕方がない
「自分のやっている仕事がAIに取って代わられたらどうしよう」「老後にお金が足りなくなって、生活費や医療費をまかなえなくなるかもしれない」「健康診断で重い病気が見つかりそうで、こわくて仕方ない」
このように、私たちはいろいろなことに不安を感じ、ビクビクしたり悩んでしまったりすることがあります。
不安は喜怒哀楽と同様に、大切な感情のひとつです。不安は人が生きていく上で必要で、ごく当たり前に起こり、不安を持つこと自体が悪いわけではありません。
また、不安は、私たちが危険を認知したとき、「逃げる」行動につなげます。危険を認知した対象がはっきりしていない場合には「不安」の感情になり、明確な場合は「恐怖」の感情になります。







