独創的なアニメーションを次々ヒットさせ、世界随一のクリエイティブな企業としても多くの人々が憧れる、ピクサー・アニメーション・スタジオ。その共同創業者であるエド・キャットムル氏の著書『ピクサー流 創造するちから』より一部を紹介する。今回はピクサー創業前夜、誰が最初にコンピュータ・アニメーション映画を生み出すのかとしのぎを削っていた1970年代当時に、ニューヨーク工科大学のコンピュータグラフィックスラボにいたエドたちが、少しでも早くゴールに到達しようとセオリーの逆を行く戦略を取った背景のほか、抱えていた迷いについて語る。

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