作詞家・松本隆の記憶をたどると、そこにはいつも車とラジオがあった。移動する密室としての車、家族や他者と同じ時間を共有するラジオ。それらは単なる道具ではなく、時代の空気や音楽を身体に刻み込む媒介だった。個人の回想を手がかりに、彼が生きた時代の輪郭をなぞる。※本稿は、作詞家の松本 隆『書きかけの…ことばの岸辺で』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。なお、初出は『朝日新聞土曜別刷り』に連載している「書きかけの…」に掲載されました。
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