全国に約500組織ある農協の有価証券の含み損が合計6000億円超に膨らんでいることが分かった。日本の長期金利の上昇によって時価が下落した債券の“損切り”に追い込まれ、赤字に転落する農協が増え始めている。同じ県にあるJAのほとんどが統合した県域合併農協においても、有価証券の含み損が巨額損失を生むリスクは高まっている。ダイヤモンド編集部の独自調査で、県域合併農協11JA 中、有価証券の含み損が合計110億円に上る農協が三つあり、うち一つは、レバレッジが全国で4番目に高いハイリスクな運用をして“危険水域”に陥っていることが分かった。本稿では、福井、奈良、島根、岡山、山口、香川、高知、佐賀、大分、宮崎、沖縄の各県の大型農協の含み損リスクを明らかにする。

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