「1キロワットアワー(kWh)当たり100円」。2026年3月、京都フュージョニアリングの小西哲之会長CEOが示したこの数値は、エネルギー業界に衝撃を与えた。既存電力の実に「約10倍」という異例の高コストだが、小西氏は「この初号機こそが、日本の停滞を打ち破る転換点になる」と言い切る。技術の力で海水から無限のエネルギーを創出する核融合は、かつて「実用化は常に50年先」とやゆされてきたが、民間スタートアップの手で今、現実の時間軸に引き戻されつつある。資源依存からの脱却、産業再編、脱炭素の決定打――。資源なき国・日本が「エネルギー輸出大国」へと転じる、その逆転のシナリオについて小西会長に話を聞いた。

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