地獄といえば、火の海に落とされ串刺しにされて焼かれるなどの責め苦が永劫に続く絵を思い浮かべる人が多いだろう。この世界観は、平安時代の僧・源信があえて恐ろしく描いたことから生まれたという。日本人の心に深く刻みこまれた地獄の成り立ちに迫る。※本稿は、宗教学者の島田裕巳『大乗仏教はなぜ日本人を魅了したのか』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

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