「ゲーム機は高性能なほど売れる」。そんな“常識”を覆したのが、任天堂のWiiだった。処理速度やグラフィックを競うのではなく、任天堂が目を向けたのは、ゲームに参加してこなかった親や祖父母たちだ。価値の軸を「高性能」から「誰でも参加できる体験」へ変えたことで、ゲーム機の意味そのものを変え、市場を広げていった。では、企業はどうすれば、既存顧客の要望の外側にある「新しい価値」を見つけられるのか。本稿では、書籍『ビジネスメイキング――売上と信頼が積み上がる「仕組みのつくり方」』から、Wiiの事例を通じて「価値転換」の考え方を抜粋して紹介する。

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