「市街地に迷い込んだだけ」とは限らない――。人を恐れず、ゴミをあさり、人の食べ物を「エサ場」として覚えたヒグマは、別物の危険性を持つ。2025年、北海道福島町では、そんなヒグマが市街地で新聞配達員を襲い、命を奪った。しかも、この個体には4年前にも人を襲った過去があった。なぜ人里に居着くヒグマは、これほど危険になるのか。「人慣れ」と「食物条件付け」の恐ろしさを読み解く。※本稿は、動物生態学者の山崎晃司氏の編著『クマに出遭ってしまったら?』(PHP研究所)のうち、野生動物管理研究者の釣賀一二三氏による執筆パートの一部を抜粋・編集したものです。

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