NTTが、経営トップ2代にわたる巨大なグループ再編を経て、AIデータセンターへの巨額投資を本格化させ、反転攻勢に打って出た。2020年にNTTドコモ、25年にNTTデータグループを完全子会社化し、その間、ドコモによる銀行・証券など金融事業のM&Aも推進。国内事業が生み出す潤沢なキャッシュフローを、海外のデータセンターなどの成長分野に振り向けようとする狙いだ。だが、こうした再編や巨額投資の結果、連結有利子負債は16兆円を超え、財務を圧迫。収益力の強化も当初計画より遅れている。NTTは、従業員34万人の経営資源とAI・光電融合の技術力を武器に、次世代の通信基盤やデータセンターを成長の柱に育て、グローバル市場で再び輝きを取り戻せるか。NTT復活に向けては、伸び悩むドコモの立て直しも欠かせない。巨大再編の勝算と試練に総力取材で迫る。